【相隣関係】枝はNG・根はOK

「お宅の枝と枯れ葉がすごいんですけど…」


貸家やアパートの隣人の方から以前は苦情の電話があってました。

オーナーの祖母も高齢でしたからね…。


【相隣関係】枝・根の切り取り

「枝」自ら切ることはできません切除する請求はできます

「根」は隣地所有者の承諾なく自ら切ることができます

 


民法上の定義では、隣地の竹木の枝や根が境界線を超える時、上の様に定められています

簡単にまとめると…

伸びてきた枝で建物が壊れることはまずありませんが、根である場合は基礎部分に亀裂が生じたりアスファルトを持ち上げたりと、緊急性が高いとも言えるのです。

よって、法的には、勝手に切っても問題ないことになっています。


しかし、そうは言っても・・・勝手に切ってしまうことで

「うちの植物を勝手に切られた‼︎」
「勝手に切られて弱ってしまった‼︎」

という感情面のあつれきを招いてしまうことも考えられます。

そんな事態を防ぐためにも、事前に一言断った上で工事を行うことも大切です。


こちらが困っていることにも気がついていないだけかもしれません。

まずは、声をかけて相談してみる。

一歩下がってお願いする。など、

相手の立場に立って、互いに思いやりを持つと気持ち良く解決できるかもしれません。

 

ただ、貸家に関しては私たちの経験から、庭の木は手入れも大変ですし、害虫駆除など含めば

出来る限り、撤去した方が色々な面で楽だと感じます。


お隣とは何事も穏便に済ませたいものです。

 

 

 

2018年04月22日